遺品整理にかかる時間は?間取り別の目安と早く終わらせるコツ
遺品整理にかかる時間は、1Kなら1〜3日、3LDKなら2週間〜1ヶ月が目安です。ただし自分で行う場合と業者に依頼する場合で大きく異なり、業者なら1日で完了するケースも珍しくありません。事前の計画と仕分けルールの明確化が、作業時間を短縮する最大のポイントです。
この記事では、間取り別の時間目安を一覧表にまとめたうえで、時間がかかるケースの特徴と、早く終わらせるための具体的なコツを解説します。
遺品整理にかかる時間の目安|間取り別一覧表
遺品整理にかかる時間は、間取り(部屋の広さ)と物量によって大きく変わります。以下は自分で行う場合と業者に依頼する場合の目安です。
| 間取り | 自分で行う場合 | 業者に依頼する場合 |
|---|---|---|
| 1K〜1DK | 1〜3日 | 1〜3時間 |
| 1LDK | 3〜5日 | 2〜6時間 |
| 2DK | 5〜10日 | 3〜8時間 |
| 2LDK | 1〜2週間 | 4〜10時間 |
| 3DK | 2〜3週間 | 5〜12時間 |
| 3LDK | 2週間〜1ヶ月 | 6〜15時間 |
| 4LDK以上 | 1ヶ月以上 | 1〜2日 |
自分で行う場合の日数は、週末だけ作業する想定です。毎日フルで作業できれば短縮できますが、精神的・体力的な負担を考慮すると、無理のないペースで進めることが大切です。
遺品整理に時間がかかるのはどんなケース?
同じ間取りでも、以下のような条件に当てはまると想定以上に時間がかかります。事前に把握しておくことで、スケジュールの見通しが立てやすくなります。
物量が非常に多い場合
故人が物を捨てられないタイプだった場合、床が見えないほど物があふれていることがあります。いわゆる「ゴミ屋敷」状態になると、通常の2〜3倍の時間が必要です。通路の確保から始めなければならないケースもあります。
貴重品・重要書類の捜索が必要な場合
通帳、印鑑、保険証券、不動産の権利書、遺言書など、相続に関わる重要書類がどこにあるかわからない場合、一つひとつ確認しながらの作業になります。これだけで数日かかることもあります。
遠方の物件で通うのが大変な場合
故人の住居が自分の住まいから遠い場合、移動時間がかかるだけでなく、作業できる日が限られます。交通費や宿泊費も考慮すると、業者への依頼がコスト的に有利になることもあります。
相続人が複数いて意見がまとまらない場合
「これは残したい」「もう捨てていい」と意見が食い違うと、仕分けのたびに確認が必要になり、作業が止まります。事前に方針を全員で共有しておくことが重要です。
感情的に手が止まる場合
故人の思い出の品に触れるたびに手が止まるのは自然なことです。しかし、すべての品に思い出を振り返っていると、1部屋に数日かかることもあります。
遺品整理を早く終わらせる5つのコツ
限られた時間で効率よく遺品整理を進めるためのコツを5つご紹介します。
1. 事前に仕分けルールを決めておく
「残すもの」「捨てるもの」「保留するもの」の3カテゴリを事前に決めておきましょう。判断基準を明確にしておくことで、作業中に悩む時間を大幅に削減できます。保留ボックスを用意しておくと、迷ったときにも手が止まりません。
2. 部屋ごとに優先順位をつける
貴重品がありそうな部屋(寝室・書斎など)から始めて、重要書類の捜索を早めに終わらせましょう。その後、物量が多いリビングやキッチンに取りかかるのが効率的です。
3. 人手を確保する
一人でやるより、家族や友人2〜3人で分担するだけで作業速度は格段に上がります。特に大型家具の移動や重い物の搬出は、複数人が必須です。
4. 処分方法を事前に調べておく
粗大ゴミの回収日程、リサイクルショップの買取条件、自治体の回収ルールなどを事前に調べておくと、当日の段取りがスムーズです。自治体の粗大ゴミ回収は予約制のことが多く、1〜2週間待ちになることもあります。
5. 完璧を求めすぎない
すべてを一度に片付けようとせず、「今日はこの部屋だけ」と区切って進めましょう。完璧主義は作業を遅くする原因になります。迷ったものは保留箱に入れて、後日改めて判断すれば大丈夫です。
業者に依頼する場合と自分でやる場合の比較
時間・費用・精神的負担の3つの観点で、業者依頼と自力作業を比較します。
| 比較項目 | 自分で行う | 業者に依頼する |
|---|---|---|
| 作業時間 | 数日〜1ヶ月以上 | 数時間〜2日 |
| 費用 | ゴミ処分費のみ(数千〜数万円) | 3万〜60万円以上 |
| 精神的負担 | 大きい(思い出の品を自分で判断) | 軽減される(第三者の手が入る) |
| 体力的負担 | 大きい(搬出・運搬すべて自分) | ほぼなし |
| 貴重品の発見 | 自分で丁寧に確認できる | 見落としリスクあり(信頼できる業者なら安心) |
時間に余裕がある場合は自分で進めるのも一つの方法ですが、退去期限が迫っている場合や遠方の物件の場合は、業者への依頼が現実的です。費用の目安は遺品整理の費用相場まとめで詳しく解説しています。
また、業者選びで失敗しないためのポイントは遺品整理業者の選び方ガイドをご覧ください。
遺品整理の時間に関するよくある質問
Q. 遺品整理は四十九日の前と後、どちらに始めるべきですか?
一般的には四十九日の法要後に始める方が多いです。ただし、賃貸物件で退去期限がある場合は、四十九日を待たずに着手する必要があります。相続放棄を検討している場合は、遺品に手を付ける前に弁護士に相談してください。
Q. 週末だけの作業でも遺品整理は終わりますか?
1K〜1DKなら1〜2回の週末で終わることが多いです。3LDK以上になると、週末だけでは1ヶ月以上かかることもあります。家族や友人の協力を得られるなら、1日あたりの作業量を増やすことで期間を短縮できます。
Q. 遺品整理業者に依頼すると最短どれくらいで終わりますか?
1Kなら最短1〜2時間、3LDKでも1日で完了するケースがほとんどです。急ぎの場合は即日対応可能な業者もあります。ただし、繁忙期(年末年始・引越しシーズン)は予約が取りにくくなるため、早めの依頼がおすすめです。
まとめ
遺品整理にかかる時間は、間取りと物量で大きく変わります。自分で行う場合は1K〜1DKで1〜3日、3LDKで2週間〜1ヶ月が目安です。業者に依頼すれば、3LDKでも1日で完了します。事前に仕分けルールを決め、処分方法を調べておくことが時間短縮の鍵です。一人で抱え込まず、必要に応じて業者の力を借りることも選択肢に入れましょう。
執筆:小野寺 哲 / らくらく遺品整理 編集長

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